2026年9月ベスト製品
長野県佐久市の「屯 TON サウナ付き一棟貸しNEO和室 TON/屯する家」様より、L型キッチンシンクをご注文いただきました。

「TON/屯する家」様は、サウナ付きの一棟貸し宿泊施設です。内装や家具、備品まで一つひとつこだわってつくられており、今回のキッチンについても、既製品ではなく空間に合ったものをつくりたいというご相談をいただきました。
公式サイト: https://ton-nagano.com/
既製品では欲しいキッチンが見つからない
お客様からは
「宿を始めるにあたり、キッチンを良いものにしたかったが、既製品ではなかなか欲しいものがなかった」
とのお話をいただきました。
そこで、空間や使い方、ご希望の寸法に合わせて、L型のステンレスキッチンをオーダーメイドで製作することになりました。
L型天板を“一体型”ではなく、あえて分割製作
当初は、L型の天板を一体につなぎ、コーナー部分も溶接して仕上げたいというご要望でした。
しかし弊社からは、L型の取り合い部分に裏板を設け、それぞれの天板を突き合わせて納める方法をご提案しました。
L型天板を完全な一体型で製作する場合、板を曲げ加工した後に溶接で接合し、さらに研磨して仕上げる必要があります。

ステンレスは溶接時の熱によって歪みが発生しやすく、溶接部分を研磨すると、どうしても元の板材とは表情が異なる場合があります。また、製作工程も増えるため、その分コストも高くなります。
完全防水が必要な場所などでは一体溶接が適していますが、今回のように必ずしも完全防水を必要としない場合には、分割して突き合わせる方法のほうが、仕上がり・コスト・施工性のバランスが良くなるケースがあります。何よりL型一体ですと搬入も輸送も大変です。
「ご要望どおりに製作する」だけではなく、実際の仕上がりや施工方法まで考え、より良い方法をご提案することもオーダーメイド製作では大切だと考えています。
板厚2.0mmで重厚感のあるキッチンに
弊社で製作するシンクは板厚1.0mmを採用するケースが多いのですが、今回はスクエア形状のシンクで、空間全体にも重厚感を持たせたいということで、通常より厚いSUS304の2.0mmを採用しました。
SUS304は耐食性に優れ、厨房や水回りで幅広く使用されているステンレス材です。
板厚を2.0mmとすることで、一般的な厨房シンクとはひと味違う、存在感のある仕上がりとなりました。

現場で迷わないよう、取付方法にもひと工夫
今回はL型天板を分割して製作したため、現場で組み合わせる際に取り付ける向きを間違えないよう、裏面に印を付けて出荷しました。
ほんのわずかな板厚や納まりの違いでも、組み合わせ方によって仕上がりに影響するため、施工する方が迷わず取り付けられるよう配慮しています。
製作するだけでなく、「現場でどう取り付けるか」まで考えてお届けすることを大切にしています。

お客様からも嬉しいお言葉をいただきました
完成後には、
「とてもかっこいい仕上がりでした」
「こちらの作りたいものを保ったまま、より良い形を提案していただきました」
との嬉しいお言葉をいただきました。
また、弊社へご依頼いただいた決め手として、これまでの製作実績をご覧いただき、
「溶接面の美しさがすごかった」
と評価していただけたことも、製作者として大変嬉しく思います。

設置後のお写真を拝見すると、ステンレスの重厚感あるキッチンと、こだわりの家具や備品が見事に調和し、とても素敵な空間に仕上がっています。
製作したものが実際の空間に納まった姿を見ることは、私たちにとって何より嬉しい瞬間です。
既製品では寸法が合わない、デザインにこだわりたい、空間に合わせたキッチンをつくりたい――。
そんなご要望にも、寸法・形状・板厚・仕上げなどを一つずつ打ち合わせしながら、オーダーメイドで対応いたします。
ぜひ皆様も、素敵な非日常の空間「TON/屯する家」で、気の合う仲間と“屯(たむろ)”してみてください。

| 商品カテゴリ | ベスト製品 |
| 用途 | キッチン |
| 搬入先 | 宿泊施設 |
| サイズ | W1900xD2200xH2180 |
| 材料 | SUS304 2.0HL |


