アール(R)とは
製造用語で「アール」というものがあります。アール(R)とはコーナー部分に丸みをつけるときの「半径」のことで「radius」の頭文字からとっています。例えば「R40」と図面に表記している場合は、角部の各辺から40ミリ内側に入った位置の中心にある半径40ミリの円状に加工するという指示となります。
シンクの標準仕様について
弊社のシンク上部の標準仕様は平面上(上から見た画)では40R(ヨンジュウアール)です。標準仕様の場合、シンクは図のようなコーナーになります。
図のように、内側のコーナー部分の丸みは半径40mmの円周の4分の1となります。これは、Ф80(ハチジュウパイ 直径80mm)の円周の4分の1と言い換える事もできます。
このことから100R(ヒャクアール)は100ミリの4分の1円弧。直径Ф200(ニヒャクパイ)になります。
標準仕様は40Rですが、ご希望の場合は平面上のRが15R~200Rまで対応可能です。
ただし、標準仕様以外をご希望の場合は割増の料金が必要となります。
理由としては、仕上げに用いる機械の仕様上、40Rが最も効率よく加工できるためです。
Rが大きくなると、溶接箇所が多くなり、またその分仕上げ箇所も増えます。逆にRが小さくなると、径が小さいため仕上げづらいという難点があります。
Rが40より大きくても小さくても工数が増えてしまうのです。
シンク底面について
シンクは立面上、絞りになっていて、底面に行くほど小さくなるように設計しています。
水の表面張力の影響で水が流れにくいという問題を解決するため・底面のメンテナンスや掃除をしやすくするためにテーパー(斜め)にしています。
弊社のシンク底面の標準仕様は30Rとなります。