化学薬品工場での金物納入実績
化学薬品工場では金物が活躍しています。特にステンレスの耐腐食性や耐久性、耐熱性は適材適所です。きちんと手入れさえ怠らなければ、衛生的に良い状態を保つことができます。
また、ステンレス素材を使うだけでは無く、現場にフィットした、安全性の高い物に入れ替えるだけで、みなさまの作業効率やミス発生は大きく改善します。オーダーメイド製作の金物を通じて、みなさんの事業をサポートします。
私たちに、安心しておまかせ下さい
安全面、清潔面や部品の修理など、お客様の様々なご要望にお答えしていきます。まずはご相談下さい。具体的になっていない場合もご提案をしながらの製作が可能です。
図面を渡されたが、どうすれば良いかとお悩みの方、どこに頼んだら良いかお困りの方、まずはこのページをご覧いただき、よろしければお問合せ下さい。
また、使えなくなった工場の部品や台車など見本を持ってきていただいて「これと同じもの作ってくれませんか?」「溶接して直せますか?」などのお悩みにも対応可能です。
製作事例
商品カテゴリ | 建具・その他部品 |
用途 | レールガイド |
納入先 | 各種施設 |
サイズ | D=300×W=360×H=18 |
材料 | ~6000mmまで対応 |
材質 | SUS全般 |
仕上げ | ヘアラインや鏡面仕上げなど各種対応 |
Uステンレールとは、学校や工場など多くの施設で使用される建具の部品となります。
ドアの下などに設置され、ドアの車輪等がUステンレール上の溝に沿って可動します。
用途 | 水切りトレー |
納入先 | 個人住宅 |
サイズ | D=300×W=360×H=18 |
材料 | 1.0mm |
材質 | SUS304 |
仕上げ | HL |
新設の工場に設置されるはしごで、12台の制作依頼でした。寸法が少しづつ違っていたので、間違えない様に確認しながら制作しました。
タラップを壁に固定するためのブラケットも、1台づつ取り付ける位置が違うので気を付けて溶接しました。
化学工場内のタンクへ降りるためのはしごです。そのためタンクのサイズに合わせて寸法が異なっています。
溶接部分の仕上げをきちんとして、ケガのないように、バリ取りをしっかり行いました。
商品カテゴリ | 建具・その他部品 |
用途 | 通気口 |
納入先 | 産業機器 |
サイズ | 500x500 |
材料 | 1.5mm厚 |
材質 | SUS304 |
仕上げ | バフ#400 |
この通気ガラリは、大きな音の発生する産業機器の通気口から、音が漏れないようにするために取り付けるものです。四隅にはトメ(斜め45°で溶接する)を行った後、相手側とぴったりと位置が合うようにタップを立てています。なお、このトメの部分の裏面には溶接ビードが出てしまいますが、溶接ビードが出たままだと取り付けに支障を来たすことがあるので、当社では事前に溶接ビードを取ってから出荷するようにしています。
この通気ガラリはあまり人の目につくような場所には設置されません。しかし、図面でバフ#400が指定されていたため、当社ではくまなくバフ掛けが行えるよう、見えない部分にもバフ仕上げが出来るように組立ながら一つひとつの部品に対してバフ掛けを行い、丁寧に組立を行っています。
さらに、ガラリ部と枠の接続部分は非常に狭く溶接しづらいですが、当社では熟練の技術で丁寧かつ綺麗に仕上げています。なお、あまりにも狭い場合は枠にスリットを入れて溶接痕が出ないように工夫して対応しています。
商品カテゴリ | シンク・流し・フード・カウンター |
用途 | 危険物用 |
納入先 | 長野県飯田市内工場 |
サイズ | 1980x600 |
材料 | 1.0mm |
材質 | SUS316 |
仕上げ | バフ#400 |
“この写真では、シンクの部分しか見えませんが、左部分の内部には複数の棚や仕切り板があるなど複雑な構造になっていますので、当社の工場内で寸法を合わせてある程度組み立てた状態で現場に納入・設置しています。さらに、このシンクは危険物を取り扱う用途で設計されているので、気化した薬品を吸込み、排出するためのダクトや吸込み口が設けられ、そのための機器が据付けられるようになっています。機器はシンクに対して設計通りの位置に設置できないと最大限の機能が発揮できない可能性が高いため、機器を設置する部分に対しては、設計通りの寸法・形状が出るように入念に製作を行っています。
こうした結果、当社からは組み立てたものを現場に置くだけで工事が完了しました(配管工事除く)。”
“ このシンクは工場内の危険物を取り扱うため、シンク全体にバフ#400が必要となるなど、美観とサニタリー性が求められるものでした。このシンクの製作にあたっては、作業中にキズが発生しないように最大限の注意を払って製作すると同時に、ステンレス鋼板を溶接する際には避けられない歪みを回避するためにリベットを用いて組み立てるなどの方法を採用しています。
さらに、このシンクは外形寸法とざっくりとした用途のみの指示しかなかったので、当社にて細部まで設計を行い、緻密な構造でありながらきれいに収まりよく設計・製造することに成功しました。”
商品カテゴリ | 架台・フレーム |
用途 | 排水・配電 |
納入先 | 電子部品製造工場 |
サイズ | 20m |
材料 | アングル材 |
材質 | 鉄 |
仕上げ | メッキ |
“ この製品は、プラント・給食センター・食品工場関連などの排水・電気配線設備などで使用される、グレーチングをはめ込み、固定するための枠です。こうした枠に対しても当社では現場での作業性が向上するための工夫を行っています。
1つ目は、現場でアンカーと枠を溶接して固定するための鉄筋を曲げてから出荷していることです。この鉄筋がまっすぐなままだと現場での作業性が低下しますが、曲げてから出荷を行うことでアンカーと鉄筋を溶接する作業が非常に楽になります。
さらに当社では、枠同士を幅決めするために、ボンデ鋼板などで仮止めを行って出荷しています。当社が製作するピット枠は複雑な形状が多く、枠のみを現場に持ち込み溶接すると寸法が合わない、あるいはグレーチングがはまらないといったケースが発生しがちになります。こうしたことを回避するために、当社から出荷する際はボンデ鋼板やフラットバーで枠同士を幅決め、あるいは位置決めを行い、そのまま納入しています。ピット枠の取り付け現場では幅決めを付けたまま設置し、アンカーと溶接を行って固定した後、ボンデ鋼板やフラットバーを取り外す工法をとることで、作業性を向上させています。”
グレーチング用の枠はデザイン的にはあまり要求がありませんが、当社では取り付けやすさと作りやすさを重視して、ジョイント箇所を決めています。図面によってはジョイント箇所が指定されていないケースでは、歩留まりと取り付けやすさを考慮して提案させて頂いています。
商品カテゴリ | 手摺(てすり) |
用途 | 屋外用階段 |
納入先 | 学校 |
サイズ | 3m |
材料 | 丸鋼・丸棒 |
材質 | 鉄 |
仕上げ | SOP(ペンキ塗り) |
この学校向けに納入させていただいた鉄製の手摺は、上記の写真以外にも手摺が多く必要とされる工事でしたので、現場での作業性が向上するように仕様変更のご提案をさせて頂きました。まず、当初の設計では1F・2F・3Fの手摺の寸法・部材に違いがありました。手摺などの現場の取り付け工事はなるべく部材の間違いが起こらないように統一することが作業性の向上に繋がるので、まず階ごとの仕様の統一をお願いしました。こうすることで、作業者の間違いがなくなった上に、取り付けの順番が変更になった際にも柔軟に対応が可能となったので、トータルの作業時間を大幅に短縮することができました。
鉄製の手摺の製作を依頼されるときは、ほとんどの場合コストを重視して依頼されるので、例えば手摺の角の部分は角度切りを行った丸棒同士を溶接し、周囲にグラインダーをかけることで面取りを行うなど簡易的な処理を行うので、特にデザイン的な要望を受けることはありません。しかし、当社では鉄工所で行うよりも溶接部分が綺麗に仕上がるTIG溶接を行い手摺を製作しています。このTIG溶接は、通常の溶接と比較し、溶接部の肉盛りを極力少なくして美観を重視して製作することが可能です。もちろん、デザインや外観を重視せず、コストを重視する場合は、TIG溶接ではなく通常の溶接にて製作できます。
商品カテゴリ | シンク・流し・フード・カウンター |
用途 | 集塵用 |
納入先 | 工場 |
サイズ | 800×1000(mm) |
材料 | 鋼板 1.5mm厚 |
材質 | SUS304 |
仕上げ | バフ#400 |
この集塵用フードは、まず壁にフードを取り付けた後、排気口をセットし設置します。当初の設計では2mm厚の指定がされていましたが、800mm×1,000mmという大きな集塵用フードを壁に取り付けるには重すぎるため、当社からより軽い1.5mm厚のステンレス鋼板で製作できないか提案を行ない、採用頂きました。 特に大きな製品になると板厚も厚くしがちですが、自重によって取り付けられなかったり、あるいは現場での作業性が著しく低下することもあります。当社ではこうした現場の作業性まで考慮して提案を行っています。
フードの外側など人目に付く部分は、通常は表面仕上げを指定されることが一般的です。こういったケースでは、当社からはヘアラインかバフ掛けかを提案させて頂いており、例えば屋外で使用するケースにおいてバフ掛けを選択すると日光が反射してしまう為、バフ掛けに代わってヘアライン仕上げを提案しています。また、厨房・食品工場などの集塵フードに対しては油抜きが必要か否かを確認するなど、使用状況に合わせた提案を行っています。さらに、見た目・デザインではなくコストを重視されるお客様に対しては、材質・形状・組み付け方など様々な提案を行っています。
納品までの流れ
- ①お問い合わせ
- ②図面・イメージ画の送付
- ③見積もりの送付
- ④ご入金の確認
- ⑤製作の実施
- ⑥ご納品
①お問い合わせ
お電話、FAX、メールフォームのいずれかからお問い合わせください。
形状のご指定が必要な場合は、FAX、メールフォームにてラフスケッチや参考写真などを送付ください。
②図面・イメージ画の送付
形状のご指定がある場合、弊社で図面を作成、お送りいたします。
完成品のイメージについてご了承いただき次第、見積もりを行います。
③見積もりの送付
製作費、送料、納期の見積もりを作成、お送りいたします。
納期のご相談についても柔軟に対応いたします。お気軽にお問い合わせください。
④ご入金の確認
見積もり内容に合意いただき、入金確認が取れ次第、製作を開始いたします。
ご不安な点などご質問も受け付けております。製作以外の施工や取付等に関するご相談も承ります。
⑤製作の実施
切り出しから仕上げまで社内で一括対応。迅速に加工を進めます。
⑥ご納品
丁寧に梱包し、ご指定いただいた住所に郵送いたします。
私たちの強み・他との違い
みなさんに「安心して」「便利に」「身近に」金物を使って頂くために…
1点からオーダーメイド作成
オーダーメイドというと、ある程度発注規模が大きくないと無理なのではと不安は不要です。私たちはオーダーメイドも喜んで製作します。ご心配なさらずにご相談下さい。
遠方でも安心のアフターケア
製作してお送りする全国対応をお送りしています。しかし現場によっては寸法通りでも取り付かないことも。私たちは、そういう場合でも新規扱いではなく、できるだけ修正対応します。
他社製品の補修・再製作OK
ずっと使っていた物ほど、製作先が分からなくなる物。私たちは、対応できる製品であれば他社製品の補修や再製作を承っています。他社で断られた、対応してもらえない物ご相談下さい。