規格品が廃盤になってしまった為のシンク用トレーの製作依頼でした。規格品と同じ物を製作するため、カタログ通りのサイズ・パンチング加工を施しました。
製品発送のご希望でしたので、輸送時のキズなど付かないように養生などで保護しました。

全ての部分を素手で触るので、ひっかっかりの無いようにバリの除去など細心の注意をし安全面にも気を使いました。
私たちではメーカー廃盤品であっても、オリジナル製作を実施します。

一般住宅向けのステンレスシンク製作事例です。

天板部分が長く、開口がありシンクがつくので、溶接時に天板がゆがまない様に注意しながら製作しました。

一般住宅用のシンクは、トラップやジャバラホースなども一緒にご用意することが可能なので、取付時に排水口とトラップのサイズ合わせなどの手間が省けます。

一般家庭で使用されるステンレスのカウンター流しなので、製作前に打ち合わせをして、変更ヶ所のご相談などにものり、たくさんお話しをしました。
ｼﾝｸの部分に、水切り用のパンチングの板を置きたいとご希望が出ましたので、急遽シンクの淵に段差を付けて製作しました。

普段は保育園や学校などある程度決まった形のシンクの製作が多いのですが、お客様とお話する機会があれば、お客様のご希望に添えるようにご提案させていただけます。

このボンデ鋼板で作った一般家庭用レンジフードは、取り付け作業性を向上させるために、煙突部分とフードの部分が分離できるように製作されています。こうすることで、まず煙突の部分を一般住宅に取り付けられた排気ダクトに接続し固定した後、排気ダクトとフードをビスで固定し取り付けています。このレンジフードが大きくなればなるほど取り付け性が低下するので、このように煙突部分とフード部分を分けて製作しビスで取り付けられるよう設計しておくことがポイントとなります。

一般家庭に使用されるレンジフードということで、フードの真ん中にライトを設置できるようにデザインされています。また、こうしたフードはどうしても油が溜まってきて頻繁に掃除しないと汚れが目立ってしまうケースもありますが、このフードは真ん中に設置された開閉式のフタにもフード本体にも、油が下に落ちないよう、返しを付けています。

7mという非常に長いカウンターであり、そのままでは搬入できないので、現場で溶接を行った。今回のケースでは4mと3mに分けて製作しましたが、当社では1本もので6mまで曲げ加工を行える設備（プレスブレーキ）を保有していますので、搬入が困難でなく、6m以下のものであれば対応可能です。
なお、現場を確認し、図面どおりに納入をしても、どうても入らないケースというのが出てきます。その際は、当社は現場取り付け作業の経験も豊富なので、下地形状・寸法を現場の状況に合わせてご提案させて頂くなど、現場合わせ（現合）にも対応しています。もちろん、取り付け作業・現場での溶接などが不要な場合は、設置・取り付け方法のみアドバイスをさせて頂き、カウンターなど品物のみ納入させて頂くケースもあります。
さらに、こうしたカウンターの下地を作ってしまってからステンレスなどの板金を取り付けると、かえって作業時間が増加してしまうこともありますので、事前に当社にご相談頂ければ、最も効率のよい方法をご提案致します。当社で組み立ててから納入させて頂くことも可能です。

2mm厚のステンレスを溶接すると歪みが生じますが、当社では現場取りつけのための溶接においても、水で冷やしながら溶接を行うことで、歪みを抑え見た目を向上させています。

この手摺は1.5mのステンレス製のものですが、現場での取り付け作業が簡単にすむように脚部分の寸法・ピッチを現場に合わせて製作しています。この手摺は現場に設けられた穴に手摺の脚を入れコンクリートで固めるコンクリート止め（通称：コン止め）を行いますので、新規に手摺を設置する際に用いられる方法です。これとは別に手摺を新たに設置したり、改修するケースでは、脚部にベースプレートを溶接し、現場でアンカーボルトを打つ方式を採用します。

手摺は一見すると同じですが、実はお客様のデザイン上の要望とコスト・納期の兼ね合いで様々な形状の手摺をご提案しています。この写真では手摺の端部をたたき処理を行っています。角度に切った手摺のパイプに別のパイプを溶接して折り曲げた形状にし、かつ角を丸くするように叩いてR処理を行っています。この処理は比較的安価にかつ短納期で製作することが可能です。このほか、この写真のように手摺の端部を角形状にするのではなく、美しい大きなR形状にすることも可能ですが、この場合、パイプ自体をR曲げするために納期がかかったり、Rの大きさも限られるなど、納期と価格に影響してきます。デザイン面・費用面・納期面を総合的にご相談頂ければ、最適な手摺をご提案致します。

この笠木は、現場での取り付けがしやすいように様々な工夫がされています。まず、各部品が雄・雌の関係になって現場できっちり組みつけられるようにしています。さらに、寸法・形状の設計においては、当社にてコーキングポケットの部分など三次元CAD上で干渉チェックを行い、寸法変更など微調整を行っています。こうしたことに加えて、笠木は複数の形状・パーツで成り立っており、どの順番で組み付けるかが作業性に大きく影響するので、取り付ける順番を当社にて考慮して組み図を製作し、製品の裏に振った番号順に組み付けるだけで簡単に工事を行なうことができます。

曲げ加工が必要で、かつ複雑な形状が要求されることの多い笠木は、お客様にて設計したものがそのまま形にならなかったりするケースがあります。そのような場合には、当社で３次元CADに一度落としてから干渉がないかどうか確認し、形状の提案をさせて頂いております。さらに。曲げ加工を行う機械の制約によって加工ができない形状もあるので、その際にも組付けの順序なども合わせて、形状の提案を行ないます。
なお、使用条件や用途によっては、結露防止の水抜き穴を設置をお奨めするケースもあります。