ステンレス(SUS)とは
ステンレス鋼とは国際規格のISOで炭素1.2%以下、クロム10.5%以上を含む鋼と定義され鉄(Fe)を主成分とした合金です。鉄はそのままではサビてしまいますがそこにクロムなどを入れサビにくくした(耐食性)ものがステンレスです。
ステンレスのことをSUSと表記します。
大きくSUS304、SUS316、SUS430などがありますが弊社では磁性を持たない(磁石がつかない)SUS304を採用しています。
SUS304 仕上げの種類
HL(ヘアーライン)
単一方向へ研磨され光沢がなくつや消しでステンレスの美しさや質感、落ち着いた雰囲気が出て、高級感が漂います。建材などで一般的な仕上げです。
#400(ヨンヒャクバン)
柔らかい布の羽布(バフ)で研磨し、#400に仕上げたものです。さらに研磨すると#600、#800と鏡面と言われるものになります。
VIB(バイブレーション)
ランダムに研磨模様をつけた仕上げです。HLと同じく光沢がなく高級感が演出できます。値段も高価です。
2B(ツービー)
研磨目がなくグレーで気持ち光沢があります。溶接などしても焼け、溶接痕、グラインダーの擦り跡などが残ってしまい研磨して仕上げるには不向きです。
鉄(鋼材)
鋼材とは板や棒、管などに加工した素材のことをいいます。
鋼材は鉄(Fe)と炭素(C)からできています。鉄と鋼材では炭素含有量に違いがあります。弊社ではわかりやすく鋼材のことを鉄と表記しています。
鉄(鋼材)仕上げの種類
塗装(表面処理)
鋼材はそのままではサビて(酸化)しまうため表面処理をしなくてはいけません。弊社では表面処理の種類を大きく分けて2種類用意しております。
焼付塗装
100度以上で焼き付け乾燥させることによって表面を硬化させる塗装です。硬く、かつ高価な順番で、フッ素、アクリル、メラミンなどがあります。
SOP(サビ止め)
ホームセンターなどで売っているさび止めペンキの塗料のことをいいます。
弊社では、前処理のサビ止めまでを処理し、お客様自身でペンキやスプレーなど塗ってもらうことが多いです。