金物製作依頼先選びのポイント

金物製作の依頼先の選定は悩ましい物ではないでしょうか。

なぜなら、技術が専門的なので何を基準に選んだら、自社にとって一番良いのかが分かりづらいためです。

加えて、職人気質な企業が多いため、何となくコミュニケーションに気後れしてしまうなどの理由もあるでしょう。

実際、業者によって得意不得意や対応はかなり異なります。

あなたに合ったパートナーを探すことができないと

  • コストがかなり高くついてしまう
  • やってもらえると思ったことが、思ったようにやってもらえない
  • 精度が求める物より低い
  • 様々なトラブルが多い

と、問題が起き、みなさまにロスが発生します。

とは言え、どうやって決めたらいいかは悩ましいはず。そこで、あなたに合った金物製作依頼先を見つけるためのポイントをお伝えします。

1.専門店かどうか

取り付ける場所がいかにも家の一部である、例えば手摺りや屋上の柵、シンクなどは、リフォームや建築業者に頼めば良いかと考えてしまうかもしれません。

しかし、金物加工は実は、一般のリフォーム店や職人では分からないことがたくさんあります

リフォーム店ができるようなものではないのです。実際、リフォーム店も、相談されたらうしろで金物加工の専門店に下請けで出す物です。そうであれば最初から、専門店に頼んだ方が良いですよね。

また、合わせて「どこまでやってくれるのか」も重要です。金物の加工だけなのか?寸法は取ってくれるのか?取付はやってくれるのか?納品は配達してくれるのか?どの程度図面を見れるのか?これはお店によって様々なのです。必ず確認しましょう。

2.自分が依頼しようとしている物について十分な製作経験があるか

あなたが今依頼しようとしているものについての製作経験は大きな判断材料です。

建築金物・住宅用金物どちらにしても、実際に自分たちで作っているからこそ、図面の意図する通り、あるいは図面よりさらに使い勝手や安全性などの高い物をご提案できたり、見た目もきれいに作る事ができます。

業者によっては、作っている物が偏っていて、あなたの欲しいものについてはもしかしたら経験が少ないかもしれません。

ホームページの製作事例の中に自分の頼もうとしているもの・類似した物があるかチェックしましょう。場合によっては載せ切れていない場合もあるので、問い合わせた際に、経験の量を確認することをお勧めします。

また、業者の中には、内部で人材もままならず、教育もできないため、裏で下請けに出してしのいでいるところもあります。

そういったところは、仕事を取ってくる人間と仕事を実際に行う人の距離が遠いので、伝言ゲームの失敗が起きやすくトラブルの元になりがちです。

自社で全てを一貫して持っている場合は、社内で一体感があるのでそういったことも非常に少ないので、きちんと自社でやっている所に依頼しましょう。

3.既製品販売重視か、オーダーメイド重視か

あなたが作ろうと思う物が既製品で存在する物であれば、既製品を探してもらった方がイメージがつきやすく早いかもしれません。

既製品は、いろいろな場所にハマるように中庸で作られているので、ハズレは少ないです。そういった物をご希望の場合には、既製品販売中心のところの門を叩く方が良いでしょう。

一方、自分たちの作ろうとしている物が、既製品には無さそうだ、あるいはあるかないか分からないが、ピシッと合った物がとにかく欲しい。

自分の求めている物を、専門化と一緒になって形にしていく方が良さそうだという場合にはオーダーメイド系の業者を探す必要があります。

製作と言うことでなんとなく全てオーダーメイドのイメージがあるかもしれませんが、そんなことはありません。まるでホームセンターのように、既製品を取り扱っているだけの所もあります。

4.他社製品も笑顔で取り扱ってくれるか(補修・複製)

良い物や使いやすい物は長く使われるのが当然です。しかし、そのためいざ壊れたときに「これを作ったのはどこの会社だろう」「図面はどこにあるんだろう」といった問題が起きやすいです。

また、もし依頼しようとしているところが「自分たちで作った物以外は直したり、再製作しない」と言われたらどうしようもありません。

しかし、身体になれた物は同じ物をもう一度作るなり、修繕するなりする方が良いに決まっています。笑顔で他社製品の面倒を見てくれるところをお勧めします。

5.顔が見える企業かどうか

仕事とはいえ、いや仕事だからこそ人と人との信頼感が重要です。そのためには、業者の顔が見えるホームページでないと、なかなか信頼できないのではないでしょうか。

少なくとも、しっかりホームページなどに顔をみんなで出していると言うことは、責任を持って顔を出して仕事をする集団だと言う覚悟の表れです。

適当にやろうと思っている会社は、顔が割れるのが嫌なので顔出しはせず素材などでごまかします。きちんと代表の方はもちろん現場の方含めて、気持ちよく顔出しをしているところを選ぶと、トラブルは少ないことが多いです。

 

終わりに

業界の中の経験上、皆さんにはこういったことを抑えて頂ければきっと良い相手が見つかるかと思います。もちろん全国対応の私たちにご依頼頂いても構いませんし、身近な所見つけて頂いても良いです。

ぜひ、値段や納期といった表面的な部分ではなく、こういったところに気を使って頂ければと思います。

相見積り取得目的だけのご依頼はご遠慮下さい

自社の相場観を出すための、相見積もりの材料としてだけの見積依頼はお受けしておりません。

見積には時間がかかり、その分本来その時間を使うべきお客さまへの時間が減ってしまいます。

私たちはご依頼頂いた方を最優先に考えて日々邁進しております。何卒よろしくお願い申し上げます。

ピッタリかなもの
かなものたろう

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