定盤みがき
金属加工をするときに定盤という台で作業します。
定盤とは、平面の基準となる水平な台のことです。
「じょうばん」と読み、「定磐」と表記することもあります。
板金した板やパイプを定盤に乗せて溶接したり、研磨したりします。
ケガキや加工、検査・測定の際にも使用します。 曲げ加工や接着加工を行う際にもこの台の上で作業を行います。
溶接は電気で加熱して、金属を溶かして接合するのですが、定盤が金属でできているのでそこに電気を流して、定盤の上で溶接します。
定盤はいろいろな作業をするので傷がついたり、溶接のスパッタがついたり、サビがでたりします・
作業するにあたり定盤はとても大切な場所です。
弊社では環境整備を毎朝行っているのですが、玄関、トイレ、床、定盤が重点箇所にしています。
私達が魂を転写して作る製品の良し悪しを決める大切な場所です。
だから定期的に磨き大切にしています。
夏野菜収穫
会社の南側に花壇があり2年前から野菜を育てています。
以前は花壇で朝顔や花を育てていましたが野菜に変えました。
昨年はじゃがいもを育てていましたが今年は社長が昨年取った種から夏野菜を植えました。
昨年育てた夏野菜、ナス、ピーマン、トマトの種を冬からポッドで育苗して、春に定植しました。
はじめて自家採種して育てました。
毎朝、観察して水やりをしていましたが業務が忙しく摘芯せずに伸ばしっぱなしでジャングル状態でしたがおいしく実りました。
収穫し調理しておいしくみんなで食べました。
種とり用に残してまた種をとり来年も食べたいと思います。
よしず掛け
弊社工場には明りとりで天窓(トップライト)があります。
昔の工場はけっこうありましたが、最近はLEDですぐに明るく点灯するので見かけなくなりましたね。
以前は水銀灯で一度間違えて消してしまうとしばらく点灯しなかったことを懐かしく思います。
そんなトップライトも夏場の太陽高度が高い時はまぶしく、とても暑く気温が上がってしまうので、よしずをかけます。
毎年、梅雨明け二十四節気の7月半ばの「大暑」あたりでかけて、10月あたまの「寒露」あたりで外します。
無駄な作業のようですが、風雨が強い時期、屋根にゴミが溜まったりで、屋根に登るきっかけになっていてメンテナンスする機会になっています。
効率化も大切ですが、少ない人数でいろいろなことを回すには工夫が必要です。
古き良きことは無駄なようで意味があってやっていることもあると思うのです。
暑気払い
以前は飲みニケーションとして定期的に飲み会をやっていましたが、人数も減りここ数年は暑気払いと忘年会をするぐらいになってしまいました。
飲み会の幹事はいろいろと段取りの勉強になるので教育の一貫として行っているます。ただ昭和の頃のように躾と称して「ああだこうだ」という時代でもなくなりましたね。
ただ、最低限のマナーや気配りができるようにとは思っています。
暑気払いは定番の焼き肉です。人数分のお肉を頼むのは何気に難しかったり、飲むものがいろいろな場合まとめて聞き注文するのにコツがいったりします。
回数を重ね経験し、それなりに気が回るようになっていきます。こういう機会も人を育てるには大切です。飲食をともにして懇親しチームワークを高め、この暑い夏を乗り切っていきます!
社員旅行
7月26,27日は毎年恒例の社員旅行へ行きました。
弊社では社員旅行は見聞を広げ長い時間と場所を共有することでより親睦を深めるという目的で行っています。
時間と場所の共有はとても大切です。なかなか価値観の共有ってむずかしいですよね。しかし、景色が綺麗だとか、これが美味しいとか、あの登山はきついとか、時間と場所を共有することで分かち合えるのです。
観光だけではなく、普段の仕事に活かせる見学場所を必ず入れます。
今回は板金工作機械メーカーのアマダさんの本社へ訪問させていただきました。
ファイバーレーザー溶接機やロボット、協働ロボットやベンディングマシンなど見学、体験しました。
その後お昼を食べて箱根「彫刻の美術館」「ポーラ美術館」「ガラスの森美術館」と美術館巡りをしました。
感性を養うことで、センスを高めます。インプットを増やし、良い感性でアウトプットするからセンスが冴えわたるようになると考えます。
そこから夕方静岡市に到着し、静岡おでん街へおでんを食べに行きました。
翌日は朝早く三保の松原へ。海が時化ていてまた曇っていて富士山はみれませんでした。
その後、久能山東照宮へ。家康のお墓は日光が有名ですが、まず亡くなって家康の遺命によって久能山に埋葬されました。
1000段あるという石段を登りいちご街道がある駿府湾がとてもきれいでした。また家康の骨が日光なのか久能山にあるのか分かってないそうですが、お墓の場所はとても気持ちがよく間違いなくパワースポットです。
その後移動して、掛川城へ。この地も交通の要所で重要な場所だったんだなと。戦国三傑に仕え大出生した山ノ内一豊が城主でした。
それから浜松へ向かい、お昼をうなぎを食べて、出世城と言われる浜松城へ。
今回の旅行は家康ゆかりの静岡を満喫しました。
ウォールアート
6月から行ってきた外壁工事の最終段階として弊社工場の外壁に外壁アートを描きました。
社内にアートを取り入れたいなと思っていて、せっかく足場を組んだので外壁アートを書きたいなと思いました。
以前友人がウォールアートを描いたことを思い出しすぐに連絡したところ「やろうやろう」となりました。
どんな画を描くか打合せを重ねて思い立ってから一ヶ月もなく完成しました。プロジェクターで夜中に壁面に映し出しマスキングテープで型取りをしてペンキで色を塗っていきました。
そこから友人、知人、学生、社員などたくさんの人に手伝ってもらい3日で完成することができました。猛暑の中描いてくださった方々には本当に大感謝です。
何屋さんか分かるように溶接している画にしました。また私達のビジョン「世の中が必要としている有能な技術者が集い育っていく」そんな会社になるために、右上に書かれている「PRIDE AS A CRAFTSMAN」とは、「職人としてのプライド」という意味です。
将来ここから沢山の有能な技術者が育っていってくれ、「エクセルに昔いたんだよ」「えっ!あの溶接の絵のある会社でしょ!すごい!」って言われる日がくることを夢見、そして映えスポットになってくれたら嬉しいなという思いも込めて描きました。
報連相の大切さ
弊社では毎年この時期に報連相の大切さを学ぶゲーム「部長課長ゲーム」を行います。
はじめてやるひとは目からウロコなゲームです。ですが毎年やっているのでネタバレな部分もあるのですが、それでも報連相が大切なんだということを体験します。
しゃべってはいけないルールでメモだけでコミュニケーションをとり、与えられたミッション達成を目指します。
職責上位の人は意図や目的を言ったつもりになり、職責下位のひとは何をやっていいかわからないと文句を言う。
このゲームを通してコミュニケーションは双方向なんだということを学びます。
そして、ボトルネックをつくってはいけない、全員が自己判断できる体制をつくることが大切だと学びます。
ゲームを通して日頃のコミュニケーションを高め生産性をあげ、さらにお役立ちできるよう頑張ってまいります!
設立59期。創業79年
6月8日に会社近くの大豆島下区公民館にて「第59期経営計画発表会」を無事に執り行ないました。
2020年から地元の公民館で発表会を行うようになり、以前は来賓の方との懇親会を行い、立派なホテルで行っていました。ホテルの方が準備などしてくれましたが、今はすべて自分たちで準備します。
数か月前から練習をして礼の仕方、声の出し方、所作などを練習します。形を揃えることで心が揃います。「形から入って心に至る」です。
また社長だけが発表するのではなく全員、役割に応じて発表します。経営計画の方針も社員みんなで考え経営計画書をつくり、発表会で経営計画書に魂を吹き込みます。
今年で16冊目になる経営計画書。経営計画をつくり発表会がゴールではなくスタートです。また来期に向けて、方針をブラッシュアップしていきます。
PDCAが回っていくのを感じる今日このごろです。
来期はいよいよ創業80周年。さらに地域、お客様、そして社員によろこばれる「みんながよろこぶ世界をつくる」理念達成のために頑張ります!
31年前の壁パネル
先月から弊社の外壁補修をしています。
今から31年前。1993年に今の工業団地に引っ越してきました。
外壁に貼るパネルにヘアラインをかけるアルバイトを現社長が当時高校生だった時、友人2人を引き連れて別の場所にあった工場でせっせとヘアラインをかけたそうです。
その時はまさか家業を継ぐとはまったく思っていなかったそうです。
あれから31年経ち我が社の工場もあちこちガタがきています。
外壁の補修に足場を組んだので、玄関まわりのステンレスパネルが長年の風雨でくすんでしまっていたのでちょっとずつみんなで分担してヘアラインかけをして磨いています。
社長はあの当時なかったヘアライナーという機械もあるのでだいぶはやく研磨できるけど、31年後にまた磨くことになるとは夢にも思ってなかったと語っていました。
弊社は5月決算です。6月からは創業79年、設立59期になります。
お陰様で2025年には創業80周年を迎えることができます。
それに向けてより一層がんばってまいります!
サクラサク
「春眠暁を覚えず」そんな春を通り越して夏になってしまったような暑い日が続きましたが、みなさん体調は大丈夫でしょうか?
春、秋がなくなってしまうなんて話もありますが、日本人は四季を楽しむ民族ですよね。
弊社の前の街路樹は桜なんです。毎年この桜の咲くのを楽しみにみんなで記念撮影します。
今だから言えますが、先代が工業団地ができるときに、まだ苗だった街路樹をこっそり桜の木とすり替えてしまったんです(笑)
昨年は工業団地内の街路樹の落ち葉が大変だということで木の本数を減らしました。
桜も切られてしまわないように業者の方に切らないでねとお願いしました。
剪定されて今年は枝葉が少なくなって右半分の花が咲きませんでしたが、例年のように燃えるような花を咲かせてくれました。
「花からはじまる花はない」多くの人は花を褒めてくれますが、花を咲かせるまでの努力も褒めてあげたいものです。